参加することに意義がある

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今日は 2021年6月18日です。

参加することに意義がある
 東京オリンピック開催まであと1ヶ月ちょっととなりました。いまだに開催するのかしないのかスッキリしない不思議な状態が続いていますが、さてどうなることやら。

オリンピックといえば、「参加することに意義がある」という言葉が思い浮かびます。

公益財団法人日本オリンピック委員会の公式サイトから引用しますと、

──クーベルタンの言葉として有名な「オリンピックで重要なことは、勝つことではなく参加することである」は、実は彼の創作ではありません。英米両チームのあからさまな対立により険悪なムードだったロンドン大会(1908年)中の日曜日、礼拝のためにセントポール大寺院に集まった選手を前に、主教が述べた戒めの言葉でした。

 「オリンピックの理想は人間を作ること、つまり参加までの過程が大事であり、オリンピックに参加することは人と付き合うこと、すなわち世界平和の意味を含んでいる」と考えていたクーベルタンはこの言葉に感動し、英政府主催の晩餐会でこの言葉を引用して「人生にとって大切なことは成功することではなく努力すること」という趣旨のスピーチを行いました。以後、オリンピックの理想を表現する名句として知られるようになりました。──
https://www.joc.or.jp/olympism/coubertin/

ということだそうです。

この精神には心から同意します。

勝負の世界に参戦する以上は勝ちたいですし、勝利すれば名誉であり嬉しいことですが、それは一瞬のこと。

本当に大切なのは勝ち負けではなく、勝とうとして努力し、自分が成長することにあります。

選手は参加し勝利するために練習を積み重ねてきた。残念ながら参加資格が得られなかった選手も、努力して成長した。そのプロセスすべてが大きな価値を持っています。開催国も世界から注目される機会となり、立派に開催しよう努力して国際化が進んだり、都市整備が進んだりするのです。

つまり、この開催直前の段階まで来たら、もう東京オリンピックの目的の多くは達成されていて、最終仕上げのお祭りができるかどうか、メダルがいくつ獲得できるのかは、もはやあまり重要なことではないと思うのです。

勝負の世界に身を置くことで、お互いの成長が加速する。これは経営においてもまったく同じことです。

前年を上回る。予算を達成する。そういった目標を設定し、最後まで諦めずに努力するプロセスから成長が得られます。

短期的な勝ち負けの結果がどうであっても、実力が身につけば長期的には必ずプラスになっていくのです。

昨年来のコロナ禍で、目先の動向がまったく読めない状況が続いています。

来月の売上目標は…

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